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展示概要

民国三十七年(1948)の冬、国共内戦はますます緊張感を増し、故宮博物院と中央博物院準備処は命を受け、南京置かれていた重要な文物は台湾へ運ばれることとなりました。民国三十八年(1949)二月下旬、3回に分けて台湾に運ばれた両院の収蔵品は、暫時台中製糖工場の倉庫に保管されました。翌年(1950)四月には霧峰北溝の文物倉庫修築工事が完成。全ての文物が保管されました。この後15年間、故宮博物院と中央博物院準備処を合併して組織した台中聯合管理処は、台湾に運ばれてきた文物を一件一件点検すると同時に、手狭な環境の中で整理保存や研究出版を行いました。更に新たに小さな陳列室を建設し、一般の参観に供しました。またアメリカに赴き、選りすぐった文物の展示会を催し、中国の文化を広く伝えました。民国五十四年(1965)、政府は観光事業を発展させ、国内外の人士に中華芸術の燦爛とした輝きに馴染み親しんでもらうため、台北の外双渓の地を選び、新館を建設し基盤を築き、両院を合併して故宮編成を回復し、文物を陳列して一般公開を開始しました。

台中北溝時期は、国立故宮博物院の発展過程に於ける、最も重要な段階であり、先人の経験を受け継ぎ、新たなものを創造する意義を有していました。故宮と中央博物院は、宿舎やスタッフ、經費などに制限があったため、博物館業務を進める事は容易ではなく、作業は目録作成と文物保存に限られていましたが、故宮と中央博物院のスタッフ達の収蔵品の管理、保存維護、研究出版、展示伝播の貢献は、故宮が復院した後、堂々と闊歩し、絶えず新境界を広める基石になったと言うことができます。今年(2020)は、院所蔵の文物を北溝に移し保存した年から数えて、ちょうど七十週年となります。本院は特に北溝物語をテーマとして展示会を開催し、故宮の発展の過程に於ける深刻な歴史の記憶を呈します。展示は計「文物の遷移」、「保管と維護」、「精查と点検」および「編集出版」、「展示伝播」、「台北復院」の六単位に分かれており、院史資料室が収蔵した檔案文献をはじめ、歷史の影像を主な内容としており、台湾に遷移した先賢後人の古い写真も加え、これにより、故宮文物が台湾に運ばれた初期の歴史の経緯を呈し、ご参観の皆様の本院への認識とご理解を、より一層深めて頂くことを期しております。

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