國立故宮博物院 National Palace Museum (New window)
 
 
::: * サイトマップ │ 中 文 │ English │ 日本語  
::: * 展示作品概説
     
  * 礼と楽-
殷代の礼器と楽器
     
  * 祀と戎-
殷・周一族の器と兵器
     
  * 其の命、これ新にす-
西周の礼器
     
  * 卓越した周文-
西周~春秋の銅器銘文
     
  * 覇と雄-
春秋戦国の礼楽器と兵器雑器
     
  * 繁華絢爛-
春秋~戦国の銅器
     
  * 後銅器時代-
秦~漢の銅器
     
  * 四方の粋を集める-
辺境スタイルの銅器
     
  * ホーム
::: タイトル:繁華絢爛-春秋~戦国の銅器  
 

春秋戦国時代、中央は衰え、列国が立ち上がりました。新たな統治階級と文化が続いて興り、青銅器の発展も一つの新しい段階に突入しました。

中央の権威の衰退により、西周時代に一時栄えた王臣の器は、次第に消失し、これに取って代わったのが列国で製作された銅器でした。そして新興の軍功貴族や商いを営む富豪たちは、銅器の装飾と技巧を一層重視しました。殷周以来の荘厳で慎み深く穏やかだった文様の風格は、精巧で込み入った模様に変わり、各種の象嵌、塗金等、新奇な趣の工芸が次々と表れ、優美で華麗な芸術効果を生みだしました。銅器の製作は実用性と功利性を兼備しており、物に製造者名を刻み込む「物勒工銘」の銘文形式も、管理制度に対しての重視を意味しています。

これらの種々の変化を観るに、青銅器の重要性は徐々に弱まって行ったとは言え、その絢爛な輝きは、人の目を奪って止みませんでした。

 
戦国 四牛鼎 (New window)
戦国 四牛鼎
購銅58
通蓋の高さ21.6cm 口径19.2cm
 
戦国中期 嵌孔雀石綠松石鳥獸尊 (New window)
戦国中期 嵌孔雀石綠松石鳥獸尊
中銅124
高さ28.6cm 径40.6cm
 
     
  國立故宮博物院著作權所有 Copyright © National Palace Museum. All Rights Reserved.