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礼と楽—殷代の礼器と楽器

 銅器は材料の入手と製作が困難であったため、礼楽・祭祀に於いて極めて崇高な地位を占めていました。祭祀に用いられた銅器は墳墓から出土した銅器と合わせて陳列され、生と死の間で「礼」と「楽」の本質を受け継いできました。

 殷代前期にはすでにセットになった青銅の酒器と食器が現れ、殷の後期にはますます熟達していきました。例えば食具の鼎・甗・鬲と簋・豆、酒器の觚・爵・觶・斝と罍、瓿、尊、卣、そして水器の盂・盤などの組み合わせは、殷後期にはよく見られる様になり、「銅器」が成熟した礼制下で、最も重要な礼器であったことを物語っています。

 銅器によく見られる獣面文、鳳鳥文、夔龍文は、天神と祖先神と交信するための媒体とされ、龍鳳文と獣面動物文が結合し、変化に富んだすばらしい姿を形成しました。

 青銅器の複雑な形と構造、文様は中国の芸術初の偉大な高峰を築きました。

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  • 殷後期 蟠龍文盤

    • 中銅1513
    • 高さ16.3cm 口径43cm
  • 殷後期 獣面文鐃 三点

    • 購銅104 高さ+柄19.5cm 口径15.6cm
    • 購銅105 高さ+柄16.1cm 口径13.2cm
    • 購銅106 高さ+柄13cm 口径10.5cm
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